公式LINE 最終更新日時:2024.08.07 (公開日:2024.06.19)

「自分で決められる子になって欲しい反面、周りと協調できる子にもなって欲しい・・・」の間違い

「自分で決められる子になって欲しい反面、周りと協調できる子にもなって欲しい・・・」の間違い

おはようございます、見守る子育て研究所の小川大介です。

今週は、出版社との書籍企画2件を立て続けに打ち合わせしたことに始まり、 対談イベント、企業職員向けのセミナー、インスタライブ、など「才能タイプ子育て」についてお話する機会が目白押しとなっています。

とても忙しいのですが、才能タイプ子育て、才能タイプ診断「コドモトメガネ」への関心の高まりを肌で感じられてとても嬉しい日々でもあります !

小川  大介

教育家・見守る子育て研究所 所長

小川 大介

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。

私は学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として学習産業に関わってきました。
大学を卒業した後、ご縁をいただいて、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設し、以降18年間に渡って代表を務めてきました。

あ、忘れる前に!

小川式勉強力セミナーが【6月28日(金)21:30〜】に開催されます!

 

いつもは、未就学から小学校低学年のお子さんのことを中心にお話していますが

あと一月で夏休みに入りますから、小3以上の方にも学びの土台を見つめ直していただく良い機会になると思いますので 質疑応答も含めてぜひご参加ください!!

▶︎ 6/28開催 小川式勉強力セミナーへのお申込みはこちらから

 

 

ところで昨日の対談イベントは、花まる学習会さんの企画でテレビ出演などもお忙しくなさっている医師・医学博士の柳澤綾子先生と共に「『自分で決められる子』の育て方」をテーマに語り合いました。

綾子先生とは、初めてお会いしたとは思えないぐらいに息があって、直後から参加者の熱い感想が届くほどに充実した対談となったのですが、その中でとても大切な話題が出てきました。

「協調性」について、です。

事前のご相談の中にこんなメッセージがあったんですね。

「自分で決められる子になって欲しい反面、周りと協調できる子にもなって欲しい・・・」 スライドでこの相談を見た時、思わず僕と綾子先生は顔を見合わせてしまいました。

「『反面』ってどういうこと?」と。

でもすぐに僕は最近「親にだけ講座」で3名の方から同じような悩みを寄せられていたことを思い出したんです。

「保育園や幼稚園の先生、小1の担任の先生からの子どもの見られ方」についての悩みです。

友達とちょっとしたトラブルがあったり、先生の指示にわが子が困ってしまったりという場面で、親としてわが子の気持ちや事情はよく理解できるのだけれど、先生からは「和を乱す子」と言われたり「指示が聞けない子」扱いされてしまって、親子ともにひどく傷ついているというお悩みです。

「親にだけ講座」を通して僕も研究員も、その親御さんのことと、お子さんのことは、ご家族についで詳しくなっていますから 「それは先生の捉え方がおかしいでしょう・・・」というのが率直な感想のケースばかり。

一人で何人もの子ども達を見なければならない先生は、やっぱり大変なんだな、とは理解できるものの

子ども理解の方向ではなく、クラス運営の安定に意識が偏っていることには全く賛同できないわけですが、親御さんにとっては先生の反応というのは重たいものがありますよね。

家族の中でわが子理解がしっかりできていたり、 たとえば「親にだけ講座」参加者のように、僕たち専門家の第三者が伴走していたり、といった環境なら親御さんもふんばって、わが子を信じられ、応援できると思いますが、そうでないとやっぱり、先生の言うことに合わせよう、波風立てないようにわが子の「自分」は押し殺させよう、という「消極的な協調性」の意識が働いてしまうんですよね。

対談でのご相談もまさにそんな背景がにじみ出ていました。

そこで僕がお話したのは、「協」という文字をよく見てみましょうということ。

「協」は「力」が3つ集まって出来ていますが、これは人々が自分の力(意思・行動)を持ち寄って、1つにまとまって活動していく様子です。

当然人によって「力」の中身は違いますから、誰が集まってくるかによって「協」の姿は変化しますね。

つまり「協調性」とは、そこに集う一人ひとりの個性が前提にあって、お互いの理解を深めながら、調整していった先に生まれる一体感のことを指すわけです。

「積極的な協調性」と呼んでもいいでしょうね。

先生が決めた「クラスの安定」に一人ひとりが支配されることを意味するのでは、全くないのです。

ただし、その場に集う子ども達とその親御さんが、自分理解と他人理解とがある程度できる状態でないと、この「積極的な協調性」は成立しませんから、各家庭での親子の関わりはとても大切です。

才能タイプ子育てを理解し、実践できている家庭が増えれば、保育園や幼稚園、小学校は子ども達にとって「生きやすい場」になっていくでしょうね。

僕にできることは「才能タイプ子育て」そのものをお伝えしていくこと、 実践の成果を数多く示すことによって、安心して「才能タイプ子育て」に取り組んでいただけるようにしていくこと、ですから

気がついたら、対談やセミナーでスケジュールが埋まっているわけですね(笑)

来週に開催する「小川式勉強力セミナー」もそうです。

▶︎ 6/28開催 小川式勉強力セミナーへのお申込みはこちらから

 

「才能タイプ子育て」によって、子どもが自分で勉強できるようになっていくメカニズムを解説し、ご家庭で具体的に何を実践すればいいかをお伝えする内容ですが、

その中身は、「親にだけ講座」で実際に子ども本来の力がどんどん引き出されている秘訣そのものを公開しています。

セミナー参加者には「参加者専用チェックリスト」が事前に配布されるのですが、 このチェックリストに掲載した行動リストは、数ヶ月に渡って実施される「親にだけ講座」の全体像をお伝えしているに等しい内容となっているんです。

成果が上がることは実証済みなので、毎回どうしても僕の熱が入りすぎてしまって、大幅延長となってしまいがちな点はマイナス点ですが、それ以外は、自分で言うのもなんですが、参加価値がとても高いセミナーだと思います。

(感想でたくさんそう言っていただけているので、多分、大丈夫)

お子さん本来の力を見つけ出して、自分で勉強できる子に育っていく見通しを持ちたいという方で、まだ勉強力セミナーを受講されたことがない方は、ぜひ参加いただければと思います!

【6月28日(金)21:30〜23:00(予定)】です!

▶︎ 6/28開催 小川式勉強力セミナーへのお申込みはこちらから

 

勉強力セミナーでは、最後に質疑応答の時間を多めに取るようにしているんですが、毎回とても充実した時間になっていて それもやりがいを感じています。

学んだことを実践したい、取り組みたいという意欲が感じられて、応援したくなるんです 今回のセミナーでも一人一人にしっかりとお答えしていきたいと思います。

今回も定員は50名です。

毎回告知してから数日で席が埋まってしまいますので、参加希望の方は早めにお申し込みください

(アーカイブもご提供しますから、急な予定で当日参加が難しくなっても大丈夫ですからね!)

「小川式勉強力セミナー」6月第2回目

▶︎ 6/28開催 小川式勉強力セミナーへのお申込みはこちらから