見守る子育て 最終更新日時:2025.03.24 (公開日:2025.03.24)

子育てに不安を感じるお母さんへ~少しでも楽になるためにできること~

子育てに不安を感じるお母さんへ~少しでも楽になるためにできること~

子どもを育てる毎日は、喜びや幸せを感じる瞬間がたくさんある一方で、「しんどい」「どうして自分ばかりが頑張らなきゃいけないの?」と感じることもあるかもしれません。

今の社会は、子育てにとって決して優しい環境とは言えません。周囲の視線や、家族の期待、自分の中にある「こうしなきゃいけない」という思い込みが、親を追い詰めてしまうこともあります。

今回のコラムでは、子育てがしんどいと感じたときに、少しでも気持ちが軽くなるような考え方や関わり方についてお話しします。

    Contents

  1. なぜ、子育てがしんどく感じるのか?
  2. 「ちゃんとしなきゃ」から解放されるために
  3. 子育てを少し楽にするためにできること
  4. 「今のままでも大丈夫」と思える子育てへ
小川  大介

教育家・見守る子育て研究所 所長

小川 大介

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。

私は学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として学習産業に関わってきました。
大学を卒業した後、ご縁をいただいて、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設し、以降18年間に渡って代表を務めてきました。

なぜ、子育てがしんどく感じるのか?

子育てが大変なのは、単に「子どもが手がかかるから」だけではありません。

現代の社会は、昔と比べて子育てへのサポートが薄くなり、親が一人で頑張らなければならない状況が増えています。特に、親世代が子どもの頃は、ご近所や親族のつながりが今よりも強く、自然と手助けし合う環境がありました。

しかし今は、電車やバスの中で赤ちゃんが泣くと冷たい視線を感じることがあったり、公園で遊ばせていても「うるさい」と言われたりすることもあります。子どもを育てること自体が、どこか肩身の狭いものになってしまい、親は「迷惑をかけないようにしなければ」と気を張り続けることになります。

また、「子どもはこう育てなければいけない」「完璧な親でいなければいけない」というプレッシャーも、親を苦しめる大きな要因の一つです。SNSなどで見る「理想の子育て」と自分を比べてしまい、「自分はダメな親かもしれない」と感じてしまうこともあるかもしれません。

でも、本当に「完璧な親」である必要はあるのでしょうか?

親自身が気を楽にして子どもと向き合うことが、家庭全体の安心感につながることもあります。肩の力を抜くことで、子どももリラックスしやすくなります。

 

「ちゃんとしなきゃ」から解放されるために

「いいお母さんでいなければ」「子どもにとって完璧な環境を整えなければ」と思うあまり、自分を追い込んでしまうことがあります。

でも、子どもにとって本当に必要なのは、親が無理をして「完璧でいること」ではなく、「安心して甘えられる存在であること」ではないでしょうか。

例えば、子どもが大声で泣いてしまったとき、親が焦って「泣き止ませなきゃ!」と頑張るより、「大丈夫だよ」「泣いてもいいんだよ」と受け止める方が、子どもも安心します。

子育てに正解はなく、誰かのやり方をそのまま真似しようとしてもうまくいかないこともあります。「自分の子どもにとって何が合っているか」を見つけることが、一番大切なことです。

また、「社会がもっと子育てに優しくなってほしい」と願うのなら、まずは自分が他の親子に対して優しい気持ちを持つことから始めるのも良いかもしれません。

時には「今日は何もしない日」と決めて、自分を労わる時間を持つことも大切です。お母さん自身の気持ちが満たされることで、子どもとの関わり方にも余裕が生まれるかもしれません。

 

子育てを少し楽にするためにできること

子育ての負担を少しでも軽くするために、今日からできることを考えてみましょう。

① 笑顔を交わす

街で見かけた親子に笑顔を向けるだけでも、お互いに「子育てって大変だけど、頑張ろう」と思えることがあります。小さなやりとりが、気持ちを前向きにしてくれることもあります。

② 子どもの良いところを見つけて伝える

「こんなことができるようになったね」「優しくできたね」と、子どもの成長をしっかり伝えることで、親自身も「ちゃんと子育てできている」と実感できるかもしれません。

③ 自分の気持ちを大切にする

「子ども優先」になりすぎて、自分のことを後回しにしていませんか?時には、自分の好きなことをする時間を作ったり、誰かに頼ったりすることも大切です。

④ 子どもとの時間をシンプルに楽しむ

特別なことをしなくても、一緒に過ごす時間を「楽しいもの」として捉えるだけで気持ちは軽くなるかもしれません。

 

「今のままでも大丈夫」と思える子育てへ

子育ては、毎日新しいことの連続です。昨日まで順調だったのに、今日は突然うまくいかないこともある。そんな日々の繰り返しです。

でも、親も子どもも、一歩ずつ成長しています。「今できていること」に目を向け、「大丈夫」と思える時間を増やしていけたら、それだけで子育ては少し楽になるかもしれません。

✔ 完璧な親である必要はない
✔ 他の親子にも優しい気持ちを持つ
✔ 小さな成長を大切にする
✔ 自分の気持ちも大切にする
✔ 「今できること」に目を向ける

子育ては、一人で頑張るものではありません。誰かと気持ちを分かち合いながら、一緒に歩んでいきましょう。

少し肩の力を抜いて、「今のままでも十分頑張っている」と、自分自身を認めてあげることから始めてみませんか?