見守る子育て 最終更新日時:2025.06.04 (公開日:2025.06.04)

才能タイプを知れば子育てがもっとラクになる

才能タイプを知れば子育てがもっとラクになる

子育てをしていると、「なんでこの子は話を聞かないんだろう?」「どうしてこんなに癇癪を起こすんだろう?」と感じることはありませんか?
実は、こうした親子のすれ違いは、子どもの【才能タイプ】と親の関わり方が噛み合っていないことが原因かもしれません。

才能タイプ子育てでは、子どもの【才能タイプ】と日常の学習スタイルを知ることで、親御さんの声かけや教え方が変わり、子どもが「分かった!」「やってみたい!」と思える関わり方ができるようになります。
親が変われば、子どもも変わる——才能タイプ子育ては、そんな実感を親子で味わえるアプローチです。

    Contents

  1. 親子関係をスムーズにする才能タイプの基本とは?
  2. 子どもの才能タイプを見極めるヒント
  3. 才能タイプ子育ての声かけ実例
  4. 才能タイプ×才能タイプで「勉強嫌い」も解消できる
  5. 親が変われば、子どもも変わる
小川  大介

教育家・見守る子育て研究所 所長

小川 大介

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。

私は学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として学習産業に関わってきました。
大学を卒業した後、ご縁をいただいて、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設し、以降18年間に渡って代表を務めてきました。

親子関係をスムーズにする才能タイプの基本とは?

才能タイプ子育てでは、子どもを「視覚タイプ」「聴覚タイプ」「身体感覚タイプ」の3つに分類して考えます。
視覚タイプの子は「絵や映像で考えるのが得意」、聴覚タイプの子は「言葉や説明で理解するのが得意」、身体感覚タイプの子は「体で感じて動きながら覚えるのが得意」という特性があります。

たとえば、視覚タイプの子どもは話を聞くより、絵や図を描きながら説明してあげると理解が進みやすいです。
反対に聴覚タイプの子には「声かけ」や「説明」を丁寧にしてあげると安心します。
身体感覚タイプの子には、じっと座らせるよりも、動きながら学ばせてあげる方が理解が深まります。
このように、子どもの才能タイプに合わせて関わることで、親子のすれ違いを減らしやすくなるのです。

親子関係は一方通行ではなく、お互いの感じ方や理解の仕方に違いがあることを知るだけでも、イライラや不安がぐっと減ります。
特に子どもの声かけやサポートの仕方を変えることで、子どものやる気や自信を引き出すことができるようになります。

 

子どもの才能タイプを見極めるヒント

では、どうやってお子さんの才能タイプを見つけたら良いのでしょうか?
才能タイプ子育てでは、普段の様子からヒントを探すことをおすすめしています。
子どもは普段の遊びや行動の中に、その子らしさがあらわれます。

視覚タイプの子は、説明を聞きながら絵を描いたり、想像の世界を広げたりするのが大好き。
学校のプリントにもイラストやメモを書き込みながら考えることが多いです。

聴覚タイプの子は、親の話をじっくり聞きたがり、質問が多いのが特徴です。
「先生が何て言ったの?」と詳しく知りたがることが多く、説明がしっかりあると安心します。

身体感覚タイプの子は、動きながら学ぶのが得意で、じっと座っているより体を動かして学ぶ方が理解が深まります。
実験や実際にやってみることが大好きで、体を使った学びでグングン伸びるタイプです。

こうした特徴に気づくことで、子どもの学びの土台を作りやすくなります。
「どうしてできないの?」ではなく、「この子はどう感じているのかな?」と視点を変えるだけで、親御さんの関わり方もガラッと変わります。

 

才能タイプ子育ての声かけ実例

「勉強しなさい!」と一方的に言っても、子どもには届かないことがあります。
才能タイプ子育てでは、タイプ別の声かけを工夫することで、子どものやる気スイッチを入れることができます。

視覚タイプの子には「どんな風にイメージしてる?」「絵で見せてくれる?」と問いかける。
絵を描いて説明したり、色や形で見える化するだけで、一気に集中しやすくなります。

聴覚タイプの子には「どこがわからない?」「話してくれる?」と聞いてみる。
親が「聞いてくれてる」と感じられると安心して話せるようになります。

身体感覚タイプの子には「ちょっと動きながらやってみよう!」と声をかけてあげる。
一緒にリズムをとったり、実際に動作を交えて学ぶことで理解度がぐんと高まります。

こうした声かけの違いだけでも、親子の関わり方がガラッと変わります。
「こうしてみようかな」と思える声かけが増えると、子どもの笑顔も増えていきます。

 

才能タイプ×才能タイプで「勉強嫌い」も解消できる

才能タイプ子育てでは、才能タイプと才能タイプを組み合わせて、より深い子ども理解を目指します。
「才能タイプ」は、子どもが本来持っている伸びる力や得意分野を示してくれる指標です。

たとえば、几帳面でコツコツ型の子には「細かい目標設定」をしてあげるとやる気が出やすいですし、好奇心旺盛な子には「興味を引き出す声かけ」でグッと集中力が上がります。
また、親御さん自身の才能タイプも知ることで、「どうしてイライラしてしまうのか」「なぜ声かけが届かないのか」の原因も見えてきます。

これらを活かせば、勉強嫌いな子どもでも「楽しい!」を感じながら学べるようになります。
親が「教える人」から「応援する人」になることで、子どもの「できた!」が自然と増えていきます。

 

親が変われば、子どもも変わる

子育ては「こうしなきゃ」という思い込みが多く、親も子どもも疲れてしまいがちです。
でも、才能タイプ子育ての考え方を知ることで、「この子に合ったやり方」で関わることができるようになり、毎日の声かけやサポートがぐっと楽になります。

親御さんの声かけひとつで、子どもが安心して学び、自分の才能を伸ばしていける環境が整います。
親子関係のズレをなくすことで、子どもは自分らしく伸びていきます。

才能タイプ子育てで、親子で楽しく成長していきましょう!