見守る子育て 最終更新日時:2024.12.11 (公開日:2024.12.16)

子どものスケジュール管理力を高める3ステップとは

子どものスケジュール管理力を高める3ステップとは

現代の子どもたちは、学校や習い事、友達との遊びなど、多様なスケジュールの中で生活しています。

そんな中で、親としては「計画的に動ける子になってほしい」「時間を守れるようになってほしい」 と願うものの、具体的にどのようにスケジュール管理力を育てればよいかわからずに悩むことも多いでしょう。

そして「もっとしっかりしなさい」と抽象的な声かけを繰り返してしまうこともあるかもしれません。

しかし、スケジュール管理力は日々の工夫とサポートによって確実に身に付けられるスキルです。

今回は、子どものスケジュール管理力を育てるための3つのステップをご紹介します。

    Contents

  1. シュミレーションで計画を描こう
  2. 成功体験を記録して自信を育む方法とは?
  3. 過去の成功を思い出して、計画をもっと実現しやすくする
  4. 子どもを見守りながら計画力を伸ばすコツ
小川  大介

教育家・見守る子育て研究所 所長

小川 大介

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。

私は学生時代から大手受験予備校、大手進学塾で看板講師として学習産業に関わってきました。
大学を卒業した後、ご縁をいただいて、社会人プロ講師によるコーチング主体の中学受験専門個別指導塾を創設し、以降18年間に渡って代表を務めてきました。

シュミレーションで計画を描こう

スケジュールを立てる際に大切なのは、「子ども自身が実現可能な計画を立てられるようにすること」です。

そのために役立つのが「シュミレーション」というアプローチです。

これは、子どもと一緒にスケジュールをイメージし、どのような行動が必要なのか具体的に考えていく方法です。

例えば、「学校から帰った後、どのように宿題を進めるのか」を一緒に考え、シーンを想像してみましょう。
「イメージできた?」と問いかけることで、子どもは自分の行動を具体的に考えることができます。

このシュミレーションを設けることで、子どもは「計画を立てる」という行動自体に慣れ、自信を持つようになります。
また、親が一緒に考えることで、子どもは「自分のペースに合わせてくれている 」と感じ、安心感を得られるのではないでしょうか。

 

成功体験を記録して自信を育む方法とは?

計画を実行した結果、うまくいった体験をしっかりと記憶に残すことは、子どものスケジュール管理力を高めるために、非常に重要です。

この「成功体験の記憶化」は、子どもが「自分でもできるんだ」という自信を持つための基盤となります。

例えば、宿題を時間内に終わらせることができた場合、その成功を具体的に褒めることで記憶に残りやすくなります。

そういった声かけは、子どもの自己肯定感を高め、次の挑戦へのモチベーションにつながります。

また、成功体験を継続するために、「達成できた計画」を記録に残すのも効果的です。
例えば、カレンダーに「○」をつけたり、「できたことリスト」を作ったりすることで、自分自身が達成感を感じやすくなります。

 

過去の成功を思い出して、計画をもっと実現しやすくする

新しい計画を立てる際に、過去の成功体験を思い出すことも大切です。

過去に「うまくいったこと」を意識することで、子どもは新しい挑戦に対して前向きになり、自信を持つことができます。

子どもが「宿題を決めてから遊びに行く」という新しい計画を立てようとしている場合、「前に同じように計画を立ててうまくいったことを覚えているの?」と問いかけてみましょう。

これにより、子どもは「自分にはできる」という感覚を思い出し、計画を実行しよう!という気持ちが芽生えてきます。

 

子どもを見守りながら計画力を伸ばすコツ

これらのステップを実践する中で、親の役割は「見守り」と「適切なサポート」です。 

気持ちはわかりますが、計画の失敗に対して怒ったりしないようにしましょう。

うまくいかなかった時は、次にどうするかを考えるための貴重な機会でもあります。

計画通りに宿題を進められなかった場合でも、「今日は時間が足りなかったね。どうしたらもっと楽に進められるかな?」と、改善の方向性を一緒に考える姿勢が大切です。

また、子どもの小さな成功を褒めることで、子どもは自己肯定感を高め「次も頑張ろう!」という気持ちになりますし、

達成感を親子で共有することで、子どもは「親も自分の努力を認めている」と感じ、次の挑戦へのモチベーションが湧いてきます。

スケジュール管理力を高めるには、「シュミレーション」「成功体験の記憶化」「実行できた過去の記憶の想起」という3つのステップが鍵となります。

また、スケジュール管理力は、自分自身をコントロールする力も育んでいきます。

これらは一朝一夕にできるようになるものではありません。

日々の小さな成功と失敗を繰り返しながら、親子で一緒に身につけていきましょう!