さて、人は誰しも「遺伝」の影響を受けていることはご存知だと思いますが
僕が6000人を超える子どもたちの学力育て、能力発揮のお手伝いを通して見つけ出した
「才能タイプ」とは、いわば「遺伝特性」の統計的分類です。

人はみな生まれたときから
遺伝による「個性」を持って生まれてきます。

そして、その後の成長過程でも、それぞれの遺伝特性の影響を受け続けることで
考え方や行動の仕方のあれこれに、「才能タイプ」が色濃く表れていきます。

 

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ここで問題です。
「学力、運動能力、対人関係力を伸ばしていくには何が必要でしょか？」

習うこと？　我流で学ぶには限界がありますよね。

練習すること？　成長には欠かせないですよね テストされること？
到達点を知るために大切ですよね

他にはどうでしょうか？

いろいろな声があがると思いますが、 ネットで何でも情報が得られるようになって

さらに生成AIがますます便利にしてくれる時代だからこそ
以前に増して大切になってきたことがあります。

 

【自分のことを他の人に見てもらう】　ということです。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」とは
古代中国の兵法家である孫氏の言葉ですが、

まさに「自分を知る」ということは、才能を発揮していくために
なくてはならない要素です。

しかし自分で自分のことを知るのは、大人でも難しいですね。

だから何かを習う時には「先生」の存在が重要になるわけですが、

「本当に自分のことを見てくれる」先生との出会いというのも
そう簡単ではないことは、よくご存知でしょう。

 

さらにコロナ禍をはさんで、オンラインの学びが一気に進みましたが
子どもたちがぐんと伸びていく上ではちょっと問題があります。

知識、情報を得るには、オンラインは大変効率が良くていいのですが

【自分のことを他の人に見てもらう】　という点においては
オンラインでの学びはどうしても片手落ちなんですよね。

情報がこんなに溢れているのに、
「自分で考える力を育む」と文科省も音頭を取り続けているのに、

子どもたちの考える意欲も力もむしろ下がってきているのは
こういった事情も関係しているのです。

 

ここでスポットライトが当たるのは誰かというと！
そう、お母さん、お父さんなんです。

 

お子さんの一番近くにいる親御さんが、
お子さんのことを見て、理解して、伝えることによって
お子さんが自分のことを理解する手助けをする

 

これができると、お子さんの「学び取る力」がぐんと伸びます。

自分の考え方、感じ方、行動の癖を知っていれば、
学ぶ時の納得感が増しますし、

上手くいかないときも、諦めて放り投げたりせずに、
「自分に合ったやり方があるんじゃないか？」と思えるようになるからです。

 

僕が「才能タイプ」を体系化して世の中に伝えているのも

子どもたちに（大人もですが）、自分のことを理解して、
自分の才能を気持ちよく発揮して欲しいと願っているからです。

今回のコラムの題を、
【親だから子どもをぐんと伸ばしてあげられる】
とした理由はもう分かってきましたよね？

親御さんが、客観的にわが子の才能タイプを理解できて
お子さんに教えてあげられたら、どれだけ凄いことが起きるか！
ということなんですね。

 

お子さんのことを見て、聞いて、触れて、
お子さんの才能タイプを理解していけば、

本人に才能の発揮の仕方を教えてあげられます。

 

自分のことを知ったお子さんは、自分の能力をぐんと伸ばしていきますから
その姿に触れて、親の喜びをぜひ味わって欲しいなと思っています。
（あと、「うちの子、すごいなぁ」と感心もしてほしいです！）

 

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